会場&オンライン
ボランティア、管理しすぎていませんか?―災害ボランティアセンターを事例に―
管理を超える、コーディネーションを目指して
組織のリスクマネージメント意識が高まる中でボランティアを管理する傾向が強くなりすぎていると感じることはありませんか?災害現場のボランティアコーディネーションは、ボランティアの安全や効率的で平等な支援活動を考え、その傾向が強くなることがあります。
今回、災害ボランティアセンターの運営を事例に、その傾向の背景を探りつつ、ボランティアの主体性や特長を活かしながら、ボランティアもボランティア活動の対象となる人、コトもハッピーになる、管理を超えたコーディネーションの可能性とヒントを考えます。
対象 社会福祉協議会職員 / 中間支援組織・NPO職員 / 災害支援・防災に関心のあるすべての方
定員 会場30名 オンライン15名
発題者
頼政 良太さん (関西学院大学人間福祉学部社会起業学科 助教 / 被災地NGO協働センター 代表)
1988年広島市生まれ。2007年、神戸大学に入学。同時に能登半島地震の被災地で災害ボランティア活動を始める。その後、中越沖地震、兵庫県佐用町水害、東日本大震災、熊本地震など計25以上の国内の災害救援活動に従事。2011年4月より被災地NGO恊働センタースタッフ。2015年5月より同代表。2023年3月兵庫県立大学減災復興政策研究科博士後期課程を修了。2023年4月より関西学院大学人間福祉各部社会起業学科助教。神戸学院大学非常勤講師。平成30年度兵庫県「若人の賞」受賞。
事例共有者
平林 秀敏さん (川崎市社会福祉協議会 企画調整室長)
川崎市社会福祉協議会入職後、区社協に出向。以降、市社協にてボランティア活動振興、災害ボランティア関連事業、区社協支援等に関わり、現在は事業企画や地域福祉活動計画策定、社会福祉法人支援等を担当。東日本大震災以降、社協ブロック派遣を通じ複数の災害ボランティアセンター運営支援を経験。令和元年東日本台風では、川崎市被災に伴い川崎市災害ボランティアセンターの運営を担う。週末においしいビールとソーセージを食べるのを楽しみに仕事しています。
関根 正孝さん (一般社団法人ピースボート災害支援センター 防災減災教育担当)
2011年に東日本大震災の支援活動に参加したことをきっかけに、翌年からピースボート災害支援センター職員として事務局でのボランティア派遣業務に携わる。その後国内7箇所の水害や地震の被災地域にて、災害VCや避難所の運営支援、コミュニティ支援などを通じて被災者ニーズに沿った支援を実施。防災・減災教育プログラム担当も務め、全国各地でボランティア育成や災害VC運営等の研修を実施している。
● 担当 勝井裕美(シャプラニール=市民による海外協力の会) / 藤居昌行(小平市社会福祉協議会)