オンラインのみ
違いや多様性は“混ざる”からこそ意味がある
「つなぐ人」がいることで何がどのように変化するのか
「みんなちがって、みんないい」そんなことはもう当たり前? でも、現実にはまだまだ総論賛成、各論反対も。違ってもいいけれど、同じ場所にはいてほしくない、一緒に何かをやるのは望まないということも。それではせっかく違いがあることの強みが発揮されません。多様性は交わるからこそ丁寧なコミュニケーションが必要になり、豊かな関係が生まれていく。ただそのつながりは自然発生的に生まれるとは限らないのです。そこで、出会いを促し、関わりを支えるコーディネーターの存在意義に着目して、周囲に変化をもたらすコーディネーションについて考えます。
対象 地域や組織で活動するコーディネーター /コーディネーターの存在に関心がある方 /
人や組織をコーディネーションする場面がある方
定員 オンライン24名
事例・発題者
新居 みどりさん (NPO法人国際活動市民中心(CINGA) コーディネーター)
京都府出身。早稲田大学大学院文学研究科修了。青年海外協力隊帰国後、国際協力ではなく国内の在住外国人にかかわる仕事に従事したいと思い、仕事をしながら大学・大学院で多文化共生領域のコーディネーター論を学ぶ。東京外国語大学多言語多文化教育研究センター、国際移住機関(IOM)コンサルタントを経て、現職。社会課題に即した事業を、CINGAの専門性とメンバーの強みを生かした立ち上げることが主な業務。2016年より三鷹市民生協力員、2019年より民生・児童委員を務めて、地域における多文化共生についても日々実践模索中。
粟屋 浩さん (岩国市社会福祉協議会地域福祉課 課長補佐)
山口県出身。大学卒業後、民間企業を経て2002年4月入社。デイサービスの生活相談員をしながら事業所の経営改善に取り組む。市町村社協の合併を機に総務課へ異動。会計・経理業務の効率化、社内研修企画、赤い羽根共同募金などの担当を経て、2015年11月から現職。中山間地域支援、農福連携、寄付つき商品企画、子ども食堂、高齢者の生活支援体制整備など、住民の得意技を活かしながら地域とともに活動している。社会福祉士、防災士、ボランティアコーディネーション力検定1級、社会福祉法人経営実務マイスター。
遠山 昌子さん (生き方のデザイン研究所 代表理事)
インクルーシブデザイン思考を大切に誰もが暮らしやすい社会を創り出すプロセスのいろいろな場面で、特に障害のある人とない人が「ともに」参画する機会を創っています。一人ひとりが自分らしく生きる社会は、権利と権利のぶつかり合い?自分とは異なる誰かと「ともに」あるからこそ、多様な人や多様な価値観にOKが出せるようになると信じ、子どもたちや地域のみなさんと究極のテーマ(ラスボス!)差別とは何か?障害とは何か?をもやもや考えるプログラムを研究しています。
コーディネーター
筒井 のり子さん (龍谷大学社会学部 教授)
大学院在学中から7年間、地域福祉を推進する市民活動団体の事務局長として運営に携わるとともに、コミュニティワーカー、ボランティアコーディネーターとして実践を積む。その後、いくつかの大学を経て1999年より現職場。日本ボランティアコーディネーター協会設立の準備段階からの参画し、2004年~2007年度、2012年~2015年度に代表理事を務める。
● 担当 後藤麻理子(日本ボランティアコーディネーター協会) / 文珠正也(ワーカーズコープ・センター事業団関西事業本部)